3月29日(火)東京都生協連会館 3階会議室に於いて、コロナも落ち着いたこともあり「支えあいネットワーク会議」を3年ぶりに開催しました。
地域の各町会を中心として、中野区長、中野区職員、中野区社協、中野区中野地域包括センター、民生児童委員、介護事業所、企業、都・区議会議員など、多くの方(約90名)に参加して頂きました。
はじめに、桃園地域支えあい部会長の中山浩一氏より開催挨拶をして頂きました。
本日の講演は、牧田総合病院地域支えあいセンター長の澤登久雄氏より「みま~も」について講演をして頂きました。
次いで、パネルディスカッションを行いました。
パネリストは、中野区長 酒井直人氏、澤登久雄氏、中山浩一氏、社会福祉法人武蔵野療園 理事長 駒野登志夫氏、MIKAN 副代表 伊藤勝昭氏。
ファシリテーターは、公益財団法人ダイヤ高齢社会研究財団 澤岡詩野氏にお願いして、パネルディスカッションは活発に行われました。
4番目に「お出かけ安心キーホルダー」の活動報告を行いました。
最後に、法政大学 現代福祉学部 福祉コミュニティ学科 宮城孝教授に総括して頂きました。
コロナ前から進めていた、住民主体の「みま~も」をこの度のネットワーク会議で発表させて頂き、正式に「みま~も桃園」として発足いたしました。
今後は桃園ネットワーク会議から「みま~も桃園」として活動してまいります。
「みま~も」とは、簡単に言うと「住み慣れた地域で安心して暮らせる街づくりのために、関係各位(地域(町会・商店街)・医療・福祉・介護の専門職・企業・行政など)と連携しながら推進していく活動」です。
大田区から湧いた「みま~も」。2008(平成20)年4月に12名の福祉専門職と地元の老舗、ダイシン百貨店の社員3名で発足させたのが「大田北高齢者見守りネットワークをつくる会」でした。
その後、資源の宝庫である“地域”をベースに「地域包括支援センター入新井」を触媒とした多様な関係者による「おおた高齢者見守りネットワーク」(愛称『みま~も』)に発展しました。
そして、現在「みま~も」は全国に広がっています。
どこの地域でも「みま~も」を行っているのは、その地域の専門職を中心に行っております。
ところが、桃園地域で行う「みま~も桃園」は、住民主体で行います。
これは「みま~も」としては初めてのことです。
住民主体ですので、まったりと進めてワクワクするようなことを行っていきたいと思います。
今回、企業参加の中で「東京都生活協同組合」から数名の方に参加して頂きました。
生協連で発行している東京都生協連会報の5月号に「みま~も桃園」のことを載せて頂きましたのでご紹介いたします。
下の写真が会報です。その下が会議の様子(写真)になります。
2022年1月17日(月)内閣府主催の「高齢社会フォーラム 第3分科会」に宮桃町会から中山氏と朝倉氏のお二人が登壇されました。
コロナをきっかけに、高齢社会に向けてICTは「必要不可欠」になろうとしています。
そんな中、2012年からICTを活用している町会として、宮桃町会のICTを紹介いたしました。
そのときの様子は、内閣府のYou Tubeチャンネルでご覧頂けます。
年内まではご覧になれると思います。
【第3分科会】令和3年度高齢社会フォーラム
「宮桃町会 ICTの足跡」を紹介
2021年10月27日(水)9時30分〜 (公財)ダイヤ高齢社会研究財団 主任研究員 澤岡詩野氏の教室「なかの生涯学習大学 ICT活用ゼミ」に於いて、宮桃町会で「活用されているICT」を紹介いたしました。
場所は、なかのZERO
西館の学習室で、参加者はリアルとオンライン(Zoom)合わせて約40人くらいでした。
過日、澤岡先生より(突然)連絡があり、宮桃町会はいろいろ面でICTを取り入れて活用されているので、その「活用されているICT」をゼミで紹介してほしいと、ご依頼を受けました。
そんな、大それたことはやっていないのですが、少しでもお役に立てるのであればとの思いで、お話をさせて頂きました。
前もって、澤岡先生よりお題を頂き、テーマを「宮桃町会 ICTの足跡」としてお話をさせて頂きました。
最初のお題は「町会としてそもそものまちの目指す姿」です。
中山会長からお題について話をしました。現在の高齢者等の現状を通して、みんなが双方向につながり続けることができる地域の大切さなどを話されました。
続いて、朝倉氏から「宮桃町会 ICTの足跡」を話されました。
(プレゼンの一部を下の写真でご紹介してます)
お題は次の通りです。
・町会としてICTに取組んだ経緯やICTの位置づけ
・その過程での新たな気付き、感じた課題(特にシニア層に対する活用について)
・ICT活用についてのコロナ前とコロナ禍での違い
・取り組むにはどんな体制、人材が必要か
・アフターコロナの活用の方向性
終わったあと質疑応答がありました。
そのあと、11時半までグループに分かれて、感想の共有と各グループで取り組むテーマについての深堀をいたしました。
私達もグループに入れて頂きました。
リアルの方やZoomで参加されている皆さんは、活発に発言し深堀りをされているのを拝見し、驚くとともに大変に楽しかったでした。
機会ありましたら、また皆さんと深堀したいと思います。
それくらい楽しかったからです。
生涯学習大学って、こんなに楽しいんですね。
シニアの方々にとって、生涯学習大学は第二の学び舎だと思いました。
今後も「なかの生涯学習大学」に期待をしたいと思います。
澤岡先生と生徒の皆さん、この度はお招き頂き、大変にありがとうございました。
各地域に於いて、皆様がご活躍されることを心から願っております。
ありがとうございました。
プレゼンの一部をご紹介
どんぐり クリスマス会
2019年12月14日(土)13時30~ 分中部すこやか福祉センター2階 子育てひろば「どんぐり」でクリスマス会を行いました。
宮桃町会のイベントではありませんが、桃園区民活動センター運営委員会が運営していることもあり、各町会などでどんぐりのクリスマス会に協力しました。
サンタクロース役は、今年も仲町町会の長田会長と宮桃町会の中山会長です。
トナカイ役は仲町町会の石原さんと、そのお仲間トナカイ合唱団7名による歌のプレゼント。
そして、谷戸おやじの会のメンバー3人が、ピカチュウとミニオンのコスプレで登場!
子どもも大人も大歓声!大喜びでした!
短時間でしたが大変な盛り上がりでした!
ただ、このクリスマス会、昨年よりバージョンアップしています。
来年がちょっと心配です。(^。^;)
「桃園茶屋」見学のご報告
2019年7月10日(水)13時30分~ 桃園区民活動センターに於いて「桃園茶屋」が開店しました。
「桃園茶屋」は「なかのももぐみ」の中の1グループで、民生児童委員が中心に、毎月第2週の水曜日に開店しています。
今回、JAZZのピアノ演奏があるとのことで、お邪魔させて頂きました。
演奏者の方は、新中野駅そばに老舗JAZZバー(以前は東高円寺にも)お店を出されていた方で、JAZZピアニスト「遠藤千幸氏」です。
遠藤氏は、毎月11日に東日本大震災復興ピアノライブを開催しています。
このライブも100回を迎えたそうです。現地も入れると150回以上とのことでした。
現在は、新中野のお店は息子さんに代わって頑張っているそうです。
お店の名前は、海の「(Sea)シー」です。場所は、新中野駅の鍋横側の北側出口と立ち食いそば屋の間の道を入って、2~30mくらい行ったところにあるとんかつ屋(丸福)のところに来たら右を見てください。
お店の上に赤い看板に魚のマークのある赤いお店です。
お店の外観の写真を撮ってきました。下の写真の最後に掲載しました。参考になれば幸いです。
また、ジャズバーですが、チャージもなく気軽に入れる店で、独りでふらっと立ち寄ることもできるお店だそうです。
HPとFBをされています。良かったら見てください。
住所:中野区中央4-1-6 新中野会館1F
HP:http://www.kkzk.jp/sea.html
皆さま! 良かったら「シー」へ是非行かれてみてください。(^o^)/
第3回 塔山小避難所ボランティア養成講座(2日目)見学の報告
2019年7月7日(日)中野区立塔山小学校体育館に於いて、塔山小避難所運営本部の主催で「第3回避難所ボランティア養成講座」の2日目が実施されました。
1日目に引き続き、今回も見学に行かせて頂きました。
この養成講座は全3回の講座です。
1回目は「講座の趣旨説明」と「HUG」などです。
2回目は避難所である塔山小で、開設や資機材の組立てなどの「実動訓練」です。
3回目は「普通救命講習」です。
今回は、2回目の「実動訓練」です。
訓練は、3班に分かれ「1、施設見学 2、仮設トイレ 3、応急給水」をローテーションで回り、訓練等を実施しました。
1、施設見学
①キッズプラザを通った時、災害時にキッズルームも活用できることを確認。
②玄関にある電話回線の位置と電話機のある場所や接続の方法などを確認。
③各鍵の場所と行政と連絡を取る防災無線の位置と操作方法などの確認。
④備蓄倉庫の場所と中にどのような物が置いてあるのかなどを確認。
⑤防災資機材倉庫の位置と中の確認。
⑥受水槽の位置と災害時は飲料水になることや取水口などを確認。
2、仮設トイレ
①マンホールトイレの組み立て。
②便槽式トイレの組み立て。
3、応急給水
①スタンドパイプに蛇口を装着する給水装置の確認と設置。
4、アルファ化米の作成。
5、間仕切りの確認と設置方法の確認。
6、レスキューカーの確認と運搬方法。
7、炊き出し用のバーナーの取り扱い方法の確認。
8、アルファ化米の試食。
最後、全員で片付けして解散しました。
上記の訓練を「している」のと「していない」では、いざという時の行動に差が出ると思います。
参加しているほとんどの方が、触ったことがない方だそうです。
触ったことがない方には、とても良い訓練になったと思います。
強いて言えば、限られた時間の中での訓練でしたので、もう少し時間を掛けてじっくり訓練ができるともっと良い訓練になると思いました。
次回は、「普通救命講習」の講座が行われます。
第3回 避難所ボランティア養成講座(1日目)見学の報告
2019年6月16日(日)東部区民活動センターに於いて、塔山小避難所運営本部の主催で「第3回避難所ボランティア養成講座」が行われました。
この養成講座は全3回の講座です。1回目は「講座の趣旨説明」と「HUG」などです。
2回目は避難所である塔山小で、開設や資機材の組立てなどの「実動訓練」です。
3回目は「普通救命講習」です。
また、この講座は今回で3回目になります。今回も参加者が多く、ほとんどの方が初めての参加ということも驚かされます。
このことから、東部地域の方は災害に対して意識が高いことが良く分かります。
講座の初め、各関係者から挨拶のあと、この講座を企画されました氷川防災会の芹田氏より、過去の災害時の避難所の実態や塔山小が避難所になった場合のこと、また養成講座の取り組みなどについて説明がありました。
次に、中野区危機管理課より「HUG」の進め方の説明がありました。
今回の「HUG」は、いつものカードはありません。普及している「HUG」と少し違います。
その違いは、災害時の避難所で実際問題となったことをピックアップして、それを問題として出しています。
例えば、トイレが山盛り、赤ちゃんにミルク、立入禁止区域に人が、生き埋めの人を助けてほしいと要請。などなどです
いよいよスタートです。
災害時、避難所で実際に起こったいろいろな問題が出されました。
その問題をもとに各グループ、話がだんだん白熱していきます。
中でも、トイレの問題は、どのグループも白熱します!
次の問題を出そうとしても、なかなか終わろうとしません。
司会がマイクで、こちらの話を聞くようにと言っているのに、まったく聞く耳を持ちません。(^。^;)
すべての問題が終了したあと、各グループから発表があり、最後にまとめをして終了しました。
この「HUG」はとても良いと思いました。
災害時、実際に避難所で起こった問題点をピックアップして、掘り下げているところが素晴らしいと思います。
初めて「HUG」をされる方は、普及されている「HUG」が適していると思います。
そして、普及している「HUG」をされた方は、ステップアップバージョンとして、この「HUG」は適していると思いました。
次回は、場所を塔山小に移して講座が行われます。
防災・減災フェスタ
主催:コープ災害ボランティアネットワーク
2019年3月30日(土)東京都生協連会館 3階会議室に於いて、コープ災害ボランティアネットワーク主催の「防災・減災フェスタ」を開催しました。
「来て・見て・知って・備えよう!!」をテーマに、子どもからご年配の方が多く来られました。
皆さん災害の備えに対して関心が高かったでした。中には、真剣に質問をされる方もおられました。
このフェスタに、宮桃町会のブースが出ました。
日頃、宮桃町会で行っている防災・減災のことや町会行事。また支えあいから見守り訪問やももぐみの紹介などです。
その他のブースには、ごちぼう(=ごちそうとぼうさい)防災試食コーナー。
「日赤」から得られた防災毛布の体験。
「トイレを考える」から災害時の組み立てトイレなど展示。
防災リュックの中身のチェック。
全労済からは、災害時の保険チェック。
中野社協は、東日本大震災の避難者が中野区白鷺に、今だ約200人の方が避難されていることなど。
「体験コーナー」では、防災トランプ、クロスロードなどの体験コーナーや、家にある物で作る「工作コーナー」もありました。
工作は、避難所などで役に立つ「新聞スリッパ」や「キッチンペーパーマスク」です。
「体感コーナー」では、1枚で作った新聞スリッパと2枚で作った新聞スリッパで実際に砂利の上を歩き違いを体感して頂きました。
大人も子どもも楽しく作れて、体験・体感ができ大変に喜んでいました!
2時間があっという間に過ぎ、無事故大成功で終わることができました。
次回も、このような「防災・減災フェスタ」をぜひ実施して頂きたいと思いました。
避難所ボランティア養成講座 見学の報告
2018(平成30)年6月24日(日)東部区民活動センターに於いて、塔山小避難所運営本部の主催で「避難所ボランティア養成講座」が開講しました。
その講座を見学に行かせていただきましたので、ご報告いたします。
この講座は全3回です。第1回目の今回は「HUG」です。
「HUG」とは、避難所運営ゲームの各頭文字を取って「HUG」と言っています。
この講座は、昨年からスタートしました。したがって「HUG」は2回目です。
1回目の時は、30名くらいだったと聞いています。
今回の参加者は55名でした。スタッフなどを入れると70名だったでしょうか?
塔山小の避難所地域は「関心が高い!」と感じました。
初め、避難所ボランティア養成講座を企画しました、氷川防災会の芹田氏より養成講座の取り組み等についての説明がありました。
その中で、学校の統廃合により、塔山小学校を避難所としている地域が、4つの地域が増えて、現在7つの防災会が塔山小学校を避難所としていることです。
そして、7つの防災会の世帯数や居住者の人数から算出した結果、避難者は4,560人になったそうです。
これについて、大変に驚きました。これでは避難者の受け入れは(災害の規模にもよりますが)非常に難しいと思いました。
次に、中野区防災分野にバトンタッチされ「HUG」の進め方についての説明がありました。
説明が終わり、いよいよ「HUG」のスタートです。
皆さん、熱が入ってくると意見が割れますね!
これが本当の避難所だったらと思うと、ちょっと怖いですね!
冷静さを取り戻し、中には遅れながらも1つ1つこなしていました。
また、どのグループを見ても考え方が違っていました。
当たり前ですね! 一人一人考えが違うんですもの!
そして、あっという間に時間がきてしまい終了しました。
参加者全員が各グループを見て歩き、自分たちとの違いを感じていました。
最後、各グループの代表から感想をいただき終了しました。
区への質問の中にありましたが、避難者もそうですが、帰宅困難者がここ塔山小に大勢来る想定をしておかなければいけないと思います。
ここ塔山小は、大久保通りと山手通りに面していること、また青梅街道からも近いことを考えておかなければいけないと思います。
しかし、そもそも7つの防災会がこの塔山小を避難所としています。
塔山小避難所、避難想定者⇒約4,500人+帰宅困難者など・・・。
避難所として、これで本当に良いのか考えなければいけないと思います。
それも早急に!
「HUG」をやったら、今度は塔山小で「HUG」と同じことを、実践的な訓練としてされると良いと思います。
そしたら何と、昨年このような訓練をされたと聞きました。素晴らしいですね!
年1回以上は「HUG」⇒「実践的な訓練」をされることをオススメしたいと思います。
繰り返しやることによって、避難所のルール作りやマニュアルを作成されていくと良いと思います。
今回の見学で「HUG」がここまで広がっていること、大変に嬉しく思います。
「HUG」が中野区全体に広がることを願います。(中野区以外も!)
この度は、塔山小避難所運営本部の皆様には、大変お世話になりました。
ありがとうございました。
桃花小学校防災倉庫等の点検
2018(平成30)年6月16日(土)10時~ 桃花小学校の防災倉庫点検と校舎内の確認を行いました。
早い方は9時30分過ぎ、皆さん10時前からお集まりいただきました。
参加者は、橋場・桃園・宮桃の三防災会と桃花小と区職員です。
まず初めに、主事室に行きました。入ったのは裏口からです。
ここでは、防災無線の操作等のマニュアルがB4サイズだったので、A3サイズに拡大してもらう要望を出しました。
次に家庭科室です。避難所が開設されたら、ここが運営本部の部屋になります。
家庭科室から体育館に行きました。
体育館では、防災倉庫から備蓄品などの搬入口の確認や、トイレや更衣室を確認しました。
体育館を出てから、各教室を見て歩き確認しました。
最後に、防災備蓄品倉庫に行きました。
ここでは、シャッターの開け閉めの確認と備蓄品などを確認しました。
シャッターを閉めるのは紐を引っ張ればスムーズに閉めることができます。(簡単でした!)
ところが、開けるときはチェーンを引っ張っても、じれったくなるくらい、少しづつしか開きません。
「これ、どうにかできないの?」との声がありました。
実際に歩いて(見て)確認すると、いろいろなところが見えました。
参加された方、一人一人から感想を聞いて、それを反映させたいと思います。
今回の避難所防災倉庫点検は、都合が悪く行かれなかった方もいました。
したがって、次回の避難所運営会議(7/11)の時、文京区立文林中学校の避難所開設キット訓練の報告と合わせて報告したいと思います。
文京区立文林中学校
避難所開設訓練のご報告
2018(平成30)年5月27日(日)文京区立文林中学校に於いて、避難所開設訓練の見学に行ってまいりました。
文京区の避難所総合訓練は、年4回(春夏秋冬)実施されています。また、年1回フェスティバルを行っています。
今回は、春の避難所総合訓練です。毎回テーマを決めて訓練を行っているとのことです。
今回のテーマは「初動対応と情報管理」です。
見学に行った目的は、過日大田区役所に於いて、避難所開設キットの見学しました。
そのキットを使っての訓練が文京区で実施されることを知り、キットを使った訓練を見学したく行って参りました。
参加者は、橋場町会の高橋会長と宮桃町会の中山会長、その他4名。計6名で行って参りました。
余談ですが、チラシなど広報のお知らせでは、10時からの訓練と書いてありました。
ところが、10時だと思っていましたが、避難所開設キットを使っての訓練は、何と8時30分からでした。(前日に知りました)
8時30分から行う訓練は、地域役員のみの訓練とのことです。そして、10時からは一般の方が行う恒例の避難所総合訓練ということでした。
したがって、朝の7時20分くらいに、新中野駅で待ち合わせをして、朝も早よから元気よく!皆で行って参りました。
文京区の避難所開設キットの導入は今年度からの導入です。
そして、文京区の中で最初に文林中学校へ導入。導入後初となる訓練になるとのことでした。
年10回くらいワークショップを行い、何年もかけてキットを作り上げての導入、そして訓練とのことでした。
地域でも、訓練前に4回ワークショップを開いたとのことです。でも、4回やってもぜんぜんわからないよ。と言っていました。
それでも、参加された方々は少し戸惑いながらも訓練を進めていました。
避難所に、まず6名が駆けつけた想定で始まります。
門の鍵を開け、備蓄倉庫に行き、そこから「避難所開設キット」を持ってきます。
そして、キットを開いて「はじめにやること」を取り出し、書いてあることを読み上げていました。
まず、皆さんで深呼吸をしてからリーダーを決めていました。(深呼吸と書いてある)
その後、避難者(役員)20人が来た想定で始まり、20人の協力で施設点検や各班の準備など、立ち上げを行いました。
驚いたことに、校舎や体育館などを見たら、どこの床もシートを貼ってあり、土足で上がれるようにしてあったので、職員は事前準備が大変だったと思います。(素晴らしいです)
施設点検班は、被害の確認のため、体育館や校舎を点検しました。
点検箇所には、被害想定が貼ってあり、区の職員が点検方法を説明していました。立入禁止区域には、黄色のテープを実際に貼っていました。
本部も立ち上げられ、地図をボードに貼り、何をどこに(要配慮者や遺体安置所、ペットなど)を検討し、場所を決めていました。
また、受付の担当者は、本当の災害だったらこれじゃ厳しいな、と言っていました。(本音ですね)
皆さん慣れない中、少し戸惑ったりわからないことがあると、区の職員が答えたり、リードをしてました。
個人的に感じたことですが、どのポイントに於いても、区の職員のフォローが素晴らしい。と感じました。
おそらくですが、何回もシュミレーションしているのではないかと思いました。
また、訓練で良かったところ悪かったところをピックアップして、バージョンアップをしていくとも言っていました。
この訓練で得たことは、次の訓練に生かされるでしょう。
今回、避難所開設訓練を見学させていただきました、三町会(千駄木東林町会・千駄木西林町会・千駄木三丁目町会)の皆さんと会長さんには、大変にお世話になりました。
参考になり、勉強になりました。本当にありがとうございました。
今回の避難所開設訓練で得たことを、私たちの避難所に活かすことができたら幸いと思っています。
時間はかかると思いますが、少しづつでも一歩前へ進めて行きたいと思います。
余談です。
写真の最後2枚は、校舎の玄関のところに飾ってあった写真を撮りました。
よ~く見ると、北島康介さんの出身校だったんですね!
以上。
いただいた資料は、文京区のHPにありましたのでリンクしました。
大田区役所見学のご報告(その2)
「見守りキーホルダー編」
2018(平成30)年5月8日(火)15時~大田区役所の高齢福祉課に於いて「見守りキーホルダー」を拝見させていただき説明を受けました。
大田区に住む高齢者、約7人に1人の方が持っているというキーホルダー。
導入のきっかけは、大森にある地域包括支援センター入新井などで、認知症の行方不明者対策にと「高齢者見守りキーホルダー」をスタート。
当初は、一部の地区のみで始まったキーホルダーでした。
このキーホルダーは、持ち主の身元を証明する機能があります。身元が分かれば必要な処置をおこなうことができます。
でも、このキーホルダーには、その人の個人情報がそのまま書いてあるわけではありません。
写真にあるように、表には「登録番号」と「身元が分からない時は連絡を」と書いてあり、裏には「地域包括支援センターの電話番号」が書いてあるだけです。
このキーホルダーを知った区民は「大森では登録できるのに、自分たちのエリアは何で登録ができないんだ!」と言う意見が殺到して、この事業を区のサービスとして取り入れたとのことです。
見守りキーホルダーの登録は、65歳以上の方ならどなたでも無料で登録ができます。
そして、登録するには必ず地域包括支援センターに行って登録をすることと、誕生月に毎年更新をすることになっています。
登録すると、登録番号の入ったキーホルダー、マグネット、シール、アイロンシール(シールとアイロンシールは希望者のみ)がもらえます。
もらったキーホルダーは、家のカギやバックなどに取り付けたり、マグネットは自宅の冷蔵庫などに貼っておき、シールは杖などに貼って、アイロンシールは靴などに貼ります。
このシステムは、大田区内の警察や消防でも認知されています。
したがって、持っている方が倒れた場合、包括に連絡を入れて登録番号を言うと、その番号からどこのだれなのか、かかりつけ医や病歴、内服薬などすぐわかるとのことです。
当初、このシステムは、認知症の徘徊の対応のために有効とのことで生み出したキーホルダーでしたが、実際に登録を開始すると、ほとんどが医療や介護を必要としていない元気な方々が多く登録をしてもらっているそうです。
区としては、65歳以上全員の方に登録をしてもらいたいとのことでした。
この大田区のキーホルダー事業は、高齢者見守りのモデルケースとなって、全国の自治体でも多く採用されているそうです。
先々の構想では、マイナンバーとキーホルダーの組み合わせを考えている(現在、考え中)とのことでした。
写真の「介護中」のホルダーは、例えばトイレに一緒に入るときや、男性が女性の下着を買うときなど、介護していることを周囲に知ってもらうときに使います。
自分の母親を介護しているのに、変質者に間違われたらたまりません!すばらしい!
また、大田区では、夜間・休日専用の「高齢者ほっとテレフォン」があります。
区役所が閉庁している時間帯に、高齢者の健康や介護・福祉に関する相談を、資格を持つ専門員が受けるサービスを行っているとのことです。
キーホルダーを見学して感じた(驚いた)ことは、キーホルダー・シール・アイロンシール・介護中ホルダーをいただきましたが、よく見るとキーホルダーとシールには「見本」と書いてあります。
と言うことは、多くの方がここ大田区役所に来られ、見学しているのではないかと思います。
だからなのか、工場見学みたいに説明がスムーズです。
このキーホルダーのシステム、パンフレットにあるように、どこにいても「もしものときにも安心!」と思いました。
だから、どこかで倒れてもすぐに分かるように、元気な皆さんも欲しがるのではないかな?と思いました。
もらった人は、これを持っていると「安心」のようですね。
今回の見学は、今度の「支えあいネットワーク会議」でも報告される予定ですが、会長からもお話があると思います。
このシステム、先駆を切って桃園地域から初めてみてはどうかと思います。そして、中野区全体に広がればすばらしいと思います。
この度、大田区役所の職員の方には、親切に対応していただき感謝申し上げます。
本当にありがとうございました。
各リンク
大田区
⑥ みま~も
地域包括ケアシステム「地域の見守りネットワーク」の仕掛人・澤登久雄氏を取り上げているサイト
⑦ 僕らは地域包括ケアシステムをこうやって作りあげた!「地域の見守りネットワーク」
大田区役所見学のご報告(その1)
2018(平成30)年5月8日(火)午後、大田区役所に行って参りました。
目的は「避難所開設キット」と「見守りキーホルダー」の見学です。
3年位前に、大田区で行っている「避難所開設キット」と「見守りキーホルダー」を知りました。
この時は、話で終わってしまいましたが、また話を出させていただき、今回の見学となりました。
13時30分~防災危機管理課、15時~高齢福祉課、どちらも事前にアポを取ってお伺いしました。
「避難所開設キット編」
防災危機管理課に於いて「避難所開設キット」を拝見させていただき説明を受けました。
導入のきっかけは、開設時の負担軽減とだれでも簡単に開設ができることを目的に、EvaQuick(合同会社グローバルリンク)を導入し、避難所に合わせて作り上げたとのことでした。
ボックスを開けると写真付きのシートが出てきます。そのシートに従い行動をします。
それが終わると、ボックスから優先する業務のケースを取り出し、各業務を開始します。
色分けしているのは、赤ケースが優先で、次に青ケースになります。
ケースの中には、必要な物が入っていて、書いてある通りに行動をします。しかし、人数がいれば全て同時進行してもかまいません。
各業務のケースの他には、マニュアルのケースや避難所周辺の地図などが入っています。
なお、ここで言うマニュアルとは資機材の使い方や非常食などの写真です。
職員からは「まだまだ課題はあります。」とのことでした。
例えば、安否確認訓練を行うに当たり、個人情報の壁があること。そのため、今後の課題として、福祉課と連携して取り組むこと。また、福祉課だけではなく教育委員会などとも連携して取り組んで行きたいと言われていました。
キットを見学し、感じたことは、だれでも簡単に避難所開設ができることは、素晴らしいと思いました。
できることなら、このようなキットを桃花小でもやりたいと思いました。
また、大田区の避難所マニュアルは、区共通のマニュアルではなく、避難所ごとに違うマニュアルとのことでした。
それぞれの地域によって、避難所マニュアルが違うのは当たり前のことだと(私は)思っています。
大田区では、避難所マニュアルを作成するにあたり、活動のためのガイドブック【基本編】と、標準マニュアル【実践編】があり、この2つを参考にして、その避難所に合ったマニュアルを地域で作成しているとのことでした。
ところが、中野区の避難所マニュアルは、全て共通のマニュアルです。
地域に合った避難所マニュアルを自分たちで作るのは、なかなかハードルが高いこと(逆に言えば意識が低いこと)から、まず避難所開設や運営等の大切さの意識を高めるため、数年前になりますが、中野区で初となるHUG(避難所運営ゲーム)を当地域で数回行い、そして昨年の4月、避難所開設訓練を各町会の役員などで実施しました。
今年は、避難所開設訓練のステップアップと、桃花小独自のマニュアル作りを少しでも前に進められたら幸いと思っています。